ジェンティのラストラン。
—12月28日(土)
今日が引退レースとなるジェンティルの出走する有馬記念の日。
レースの時刻は15時台と認識していたので、
起床してから割とゆっくりと過ごし、適度に大掃除、出かけました。
彼女の引退式もあると聞いて、泣きそうになりつつ、
正装をして臨まなければ!と、気合いを入れて着替えて出発!
中山競馬場は少々遠いので、知人に連絡をしつつ、わたしは、WINS銀座へ。
通勤定期をフル活用して有楽町で下車し、年の瀬でにぎわう銀座の街中を抜けて…
と、あ、到着!
新聞を路上の臨時販売所て購入して入館。
競馬場とはまた違った雰囲気で雑然としつつ、銀座の華やかな雰囲気を持つ人々も混じり、不思議な空間となっていました。
まず、目的のジェンティルの「がんばれ!」投票券を購入。手がガクガク。
あとは、やっぱり勝馬となる予想をして他の投票券も購入。
その前の9Rの投票券も購入。予想は全く的中しませんが、それは忘れて待機。
投票券発券機も少々混み合い、時間いっぱい。
ファンファーレが流れてきました。いよいよ!!!
ファンファーレが鳴らなければまだまだ続くのに、そんなことは叶わない。
パドックの映像も見る余裕(心の余裕)もなくて、投票券を握り、
スタートを待ってみる。
カシャーン—…
もう始まってしまった、 来てしまった、
天皇賞秋、ジャパンカップ、どちらでも勝てず、
本来であれば、ジャパンカップで引退かとまで言われたジェンティルが、参戦する。
石坂調教師が参戦を決めたのです。
これが本当にラストラン。本当に最後の競馬場。
中山には行けないけど、ジェンティルへ敬意と尊敬の念を以て、WINSに来てしまったんだけどドキドキしてもう苦しい。苦しい!
いい位置につけた。
武さんのトーセンラーもいる。
みんなが先頭を追って懸命に走る。
ここでもずっと読み合いが続く。
どこで出るか。
馬群がものすごい速さで駆け抜け大観衆の声援も響く。
こんなにも過酷だったんだ。
誰もが必死なんだ。
リーディングジョッキーたちはこんなにも重いもの背負っているんだ?
こんなにも過酷に緊張感を感じるんものだったんだ。
もう最後の4コーナー。
4コーナー、芦毛のゴールドシップがやってきた。
やっぱりここで出てきた!!
「白い芦毛の猛追—」。
(目立つよ)
ジェンティルは?
飲み込まれないで!
—まだ残ってる!!!
残って。
ジェンティルが一生懸命走ってる。
エピファネイアを追って。
負けちゃだめ!
まだ抜けない。
ジェンティっ!
残って、走って、追って、抜いて!
きた!
きたきた!
きたーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ジェンティいやったぁああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!
涙と鼻水が止まらない。止まるはずもない。
ジェンティ、ついでに止まらなくていいやw もう一周してーーーーwww戸崎りん(←よみ:とざりん)
ありがとうありがとう。
もううれしすぎてしあわせすぎ!年末だぁwwwwwwwww
競馬を知ってきっと誰もが通る道。
—大好きな馬ができる
それはわたしにとってジェンティことジェンティルドンナ。
その競馬を知って半年ほどでその馬が引退することに悲しくなったけれど、
調教師さんも言った、最後に勝たせてやりたい。その気持ちはよくわかります。
なにより、怪我もせず、走って、これからお母さんになれるんだね。
うれしいです。
私もがんばろう。
そして今になって思い出した。
「ロマン派だね」と、言われたこと。恋愛観に対して。
人間としてもロマンばかり追うのではない、真のロマンを獲得せよ。するんだ!
誰に何を言われようと、貫き通す強さがおまえには足りない。
欲するならば獲得してみせよ。
そう誓ったわたしの有馬記念。一生一生忘れない。
忘れてはいけないと強く強く思った日。
銀座の街も、その日の景色も、寒さも、
みんなキラキラ輝いたままです。
年末のお買い物でキラキラしたくない!
ロマンを追ってキラキラしたい!!!!
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