そして凛々しく佇む名馬がいます。
タイくんこと、ナムラタイタン
ナムラタイタン
父:サウスヴィグラス
母:ネクストタイム
彼は、この育成牧場にいる馬の中でも異彩を放っています。
休養馬であるにもかかわらずどの馬より毅然としている、
「ボクは競走馬なんだ」
そんな立ち居振る舞いをする。
騸馬(センバ)ではないので11歳になった今でも
牝馬(ヒンバ、オンナウマ)に興奮します。
朝から外に出たい欲は止まらず、ウォーキングマシーンでもひと騒動。
皮膚の薄い馬はよく走るというけれど、
彼も例外ではなく皮膚が薄い。
しかしとても繊細な脚で
この道の長くない素人に近いわたしにもわかるくらい状態が芳しくないこともあります。
痛いんだろうけれど、、、それでも毎日のハードな調教にも
難なく挑んでいるのです。
人間にとっても10年近く勤続することは
転職をしてキャリアアップを望むことも少なくないこの時代では
忍耐の要ることです。
この馬は生まれてから現在まで
競走馬としての馬生を歩み続けています、10年以上も。
彼は、2017年の日本ダービーあたり、4月か5月には
レースで見られると思います。
そして引退すればこの馬は、良血の牝馬との交配が決まってるようです。
元気な競走馬の父である種牡馬となってくれるのではないかと思います。
【テトうま話】*個人的見解
この馬は何千万という価格で売買されたのではなく
それなりの購入し易い価格(桁は何百万の桁)で売買されました。
こういった競走馬は、
交配の研究が進歩し続ける中では気になる存在ではないでしょうか。
また、育成牧場の役割としては
毎日を無事に終えることがある一定の水準ですが、
やはり、きちんとケアしていくことも大切だと感じます。
わたしのいた牧場では、どの馬に対しても手厚く、
獣医さんは少なくとも週に2回以上の回診をしていました。
過敏なのではなく、
馬たちが目で語ること、仕草で語ることを
見逃さないことでしょう。
他と違うことを、真面目にやっていかなければ、未来はない、
ー育成牧場には
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