2019年8月29日木曜日

初出資馬 ブロンテビーチの出走 結果と見解

2019年8月24日(土)札幌 5R ダ1700
ブロンテビーチ
父:エスポワールシチー
母:オージーカンパニー
加藤征弘 厩舎(美浦)
(ワラウカド)

初出資馬のブロンテビーチ号の新馬戦がありました。

結果、6着。

2歳ー3歳の未勝利戦のレースに制限がかかり、早期出走がトレンドになりつつありますが、新馬戦(デビュー戦)を夏競馬の札幌で登録、出走できたことは、とても幸いなことです。

このまま、所属厩舎の本陣、得意とする中山開催での未勝利戦に連投予定です(関係各所より)。

このブロンテビーチ号に出資した理由は、ごく単純なものです。
出資募集時期に、キコウのすわりがいいと判断、全体のバランスとして概ね問題ないと思ったためです。

新馬戦のパドックからですが、まだ身体が緩く脾腹に余裕があります。
ここを彼(ブロンテビーチ)に合わせて締めていければ問題なく仕上がります。
好走を期待しています。

騎乗したジョッキーには申し訳ないのですが、
このジョッキーでは勝てるとは思っていなかったので、結果としては上々だと思っています。
ジョッキーの要素は超重要で、彼の気性であれば、今回の鞍上は不適切と言えます。
最後まで我慢させて、虎視眈々とライバルの後ろを追走し、持ち味の粘り強さで前に出る競馬でなければ、おそらく勝鞍はないでしょう。
わたしは、これは戸崎圭太騎手に騎乗していただきたかったです。

そして、ジョッキーからの騎乗の見解として、馬について、気性の幼さを指摘しています。
これは、課題です。
この馬はメンコをして走らせるべき馬だと思えないほど、素直に走る才能があります。
メンコをしないでも前を向いて首を上げずに走っていけるよう調教していただければと思います。

明確に勝利のシミュレーションができました。
それぐらい、走ることや、その前の実は最難関のゲートも難なくこなしていける馬だからです。

細かい見解はまた、後のブログor tetrachronographサイトのコラムにて

ブロンテビーチくん、中山に、東京に、出走の度に見に行くので、首を低くして(笑)待っててね。



Thanks.

2018年11月12日月曜日

JCBスプリント2018の回顧

大変久しぶりにblogを更新いたします。

相も変わらず、競馬業界の中を行ったり来たり、
これは、この業界が拝金主義より権威主義が全体を支配しているといえます。

ただ、この権威を得た先人となる方は、本業に於いて、
OEM的な位置にある企業のオーナーが台頭している。

涙ぐましい。

南関東4競馬場で持ち回りのグレードレースだった番組を
今回、JRAの開催に移したことはどんなものだったのでしょう。

キタサンミカヅキ、
父、キングヘイロー。
かつて育成で一緒に過ごしてきたミタサンミカヅキが出走。
成長は緩やかであったように思うけれど、負荷を少しづつ積んだ馬は強い。
それがわたしのっ見続けている馬たち。
地方に転厩してからも、
所属厩舎のある競馬場の有力ジョッキーである森泰斗騎手が騎乗。
ずっとミカヅキの背中に跨ってきてくれました。ありがとう、と言いたいです。

グレイスフルリープ、
父に、ゴールドアリュール。
地方競馬で度々、キタサンミカヅキと戦ってきました。
2018年のJCBスプリントでは、鞍上にC. ルメール。
ルメールは、G1ともなるとそのポテンシャルを発揮して
馬と人の最大値をいつも見せてくれます。
この原動力にいつも本当に驚かされます。いつも。

外国人の日本での騎手免許取得を同じくした
M. デムーロに先を越されたダービーでの勝利。
やっとそのチャンスが再来したと確信していたはずの
マカヒキに惜敗したサトノダイヤモンドのダービー。

ここでルメールについて触れます。
忘れられないのは2017年の春の東京競馬場の連続連勝の記録です。
NHKマイル、ヴィクトリア、オークス、ダービー、留まることなんてないと思いました。

前日の11月3日の京都開催で4勝を挙げていました。
12レース中、9レースに騎乗しました。
こんなルメールの、グレイスフルリープの騎乗はとてもたのしみでした。


そして、マテラスカイ。
父にスペイツタウン(Speightstown
マテラスカイも良血馬。
そして、2018年1月より主戦騎手として武豊騎手が騎乗していること。
JRA通算4000勝を達成した武豊も、ポテンシャルは高い。

JCBスプリントはこの3頭だ。

JCBスプリントの前日の2018年11月3日の、
東京競馬場での武豊の騎乗、ちなみにオジュウチョウサンで南武杯を制覇。
この11月3日で3勝を挙げています。

騎手の調子や騎手同士のレースでのレース運びを考えるということも
とても楽しかったレースの一つでした。

2018年6月15日金曜日

おめでとう ジャスティファイ!Congratulations Justify!

アメリカクラシック三冠最終戦、
ベルモントS【米G1】でジャスティファイ(Justify)が逃げ切り勝ち。
史上2頭目の無敗の米三冠馬誕生となった。
AP通信にも記事を発見。
Title: ベルモントS Belmont Stakes 【G1】
Venue: ベルモントパーク競馬場 Belmont Park
Horse: Justify 牡3歳、(米国・ボブ バファート Bob Baffert厩舎 1953年1月13日)
Jockey: マイク・スミス Mike Smith
2018年5月5日の米国ケンタッキーダービー【G1】(durt 2000m)を勝利。
同年5月19日に米プリークネスS【G1】(durt 1900m)を勝利。
2冠を達成。デビューから無敗の5連勝。
史上13頭目の三冠馬、1977年のシアトルスルー以来史上2頭目の無敗の米国三冠馬の誕生。
同年6月9日(Japan Standard Time JST:10日 in the morning)
3冠目の米ベルモントS【G1】(durt 2400m)に挑みました。
2戦目からの鞍上、M.スミス騎手で3冠を達成。

How anout Justify
父: スキャットダディ Scat Daddy
母: ステージマジック Stage Magic
(母父:Ghostzapper)
スキャットダディの仔ジャスティファイは、2015年3月に生まれ。
「父の父が、2歳でG1を4勝したヨハネスブルグ、
母の父がG1を4勝しブリーダーズCクラシック(G1)をレコード勝ちした
ゴーストザッパーという血統。
2月18日
durt 1400m 5horses
大差の一着でゴールの勝利。
印象深いデビュー戦。
未勝利戦で9馬身半差で楽勝。
3月11日
durt 1600m
二戦目、条件戦で6馬身半差でこちらも楽勝。圧巻の2連勝。

4月7日
サンタアニタダービー【G1】 9R
サンタニア競馬場
durt 1800m
稍重 Fast
ハナを切ったまま押し切りのG1初挑戦の勝利。


5月5日
米国3冠 1冠目 ケンタッキーダービー【G1】 12R 20horses
チャーチルダウンズ競馬場
雨天 重 Firm
durt 2000m
スタートから快調に2番手を追走。
3コーナーで先頭に立ったまま押し切っての勝利。
3歳でデビューした馬が、ケンタッキーダービーを勝つのは
1882年のアポロ以来の136年ぶり。


5月19日
米国3冠 2冠目 プリークネスS【G1】 13R 8horses
プムリコ競馬場
雨天(濃霧) 重? Firm
durt 1900m
ケンタッキーダービー2着のグッドマジックと先行争いで
2頭が後続を3馬身以上の差をつける。
ラストの直線はジャスティファイが抜け出し、
迫る後続も振り切って勝利。


5月19日
米国3冠 2冠目 ベルモントS【G1】 11R 10horses
ベルモント競馬場
稍重?重 Fast
durt 2400m

2018年1月5日金曜日

門別、ミッドウェイの坂路

門別競馬場の坂路。
北海道だからこそ持つことができる広大な坂路。
某企業の所有する坂路とくらべても特に変わりあるとは思いません。
傾斜の角度もこれまた素晴らしい。

どこの牧場も苦労している降雨や積雪のある日こそ、
ここで調教しているのです。
強い馬にならない筈がありません。

坂路の頂上の見晴らし台(?)より


茨城にあるミッドウェイの坂路。
天候とたまに雉や鹿が出て来ることが気になるものの
距離、傾斜ともに圧巻です。

調教の坂路はウッドチップで適切な負荷をかけ、
調教後は砂利道でクールダウンして
坂路を出てまた坂を登り厩舎へ戻っていきます。


向かって左が坂路

奥が坂路の頂上
右:片側ウッドチップ(上り)
左:片側砂利(下り、調教からの帰り)

奥が坂路始点。坂路と外馬場はつながっているつくり。
2018年現在はこの坂路のカーブをなくし直線にするための工事中(?)


また、門別のとある厩舎とミッドウェイ本体の調教以外の
当然ながらの共通点もあります。

調教前と調教後にマシーンにて運動をして
ウォームアップ、クールダウンし、
馬の乳酸の生成を適切に管理しています。

また、ミッドウェイでは、ミネラルの豊富な赤土があり
赤土を食べさせることもありました。


土地がもたらした、
経営者たちが生んだ、
そして育まれた環境を知り、活かすこと。
先見力はこういうことかもしれません。

己を知ること。


坂路に対抗するにはどうしていけばいいのでしょうか。
答えはきっとその牧場、スタッフ、持ち合わせているものだと思っています。



Thanks

2017年5月12日金曜日

【Ttetorachronograph web site/Racing horse/Horse】テトグラ Webサイトオープンしました!

私ごとですが、webでもっと馬(競馬)のことを伝えたいと思い、
このサイトをオープンしました。
みなさまの新たな知見となるよう、サイトづくりに励んでまいります、
よろしくお願いいたします。

Tetrachronograph(テトラクロノグラフ)
http://tetrachronograph.jp/

2017年3月9日木曜日

阪急杯と中山記念

阪急杯では引退もありました。
そのひとり
武幸四郎騎手
流れ、淘汰という言い方が適切。

わたしはこの世界が好きな理由をまたみつけました。

それは終わりがあるから
でも終わらないから
受け継がれているから



中山記念2017 -第91回中山記念(G2)-
2/26 中山競馬場 芝右1800m / 天候 : 晴 / 芝 : 良



1着 ネオリアリズム ミルコ・デムーロ 堀厩舎
2着 サクラアンプルール 横山典弘 金成厩舎
3着 ロゴタイプ 田辺裕信 田中厩舎

サクラコマースの馬はときどきしてやったというレースをする
サクラアンプルールについては素直な気性なのか?トサりんはまた別として
ノリさんのような温厚な騎手でも絶対値としてちゃんといい位置につけられる。
というより、トサりん、ノリさんともにレースで自分の置かれている
位置取りが達者なほうだと思います。

べーちゃんは、やはり、地味に、地味に2番手、3番手?
中堅??といわれる地位を確立していて
騎乗する馬もそんな馬が多い。
そこでものすごく成長していると思います。
今年はもう少しリーディングに絡んでほしい。
ブリちゃんの汚名挽回!!!

ネオリアリズムこの馬は、地味に大事に育成、調教されているのだと感じました。
堀先生のもとでtriningされた馬は基礎固めをしているからそれは平均したとして
よく走る。依頼する騎手も相応。どちらも使命感の強いプロフェッショナル。
その雰囲気に飲まれない馬であれば十分に重賞を制覇するのですね。


阪急杯2017 -第61回阪急杯(G3)-
2/26 阪神競馬場 芝右1400m / 天候 : 晴 / 芝 : 良



1着 トーキングドラム 幸 英明 斎藤厩舎
2着 ヒルノデイバロー 古川吉洋 昆厩舎
3着 ナガラオリオン 国分優作 大根田厩舎

トーキングドラム、、、この馬の馬券は気づけばいつでも買っているように思う。
キンカメが好きだからという理由で。
特に兄弟の中でこれは強い!という馬はいないけれど、
才能はある、でも人間がなかなか引き出せていない、難しい馬なんです。
キンカメは難しい。特に牝馬となるとね。

ヒルノデイバローはマンハッタンカフェ産駒。
マンハッタンカフェ産駒の馬はそれなりの調教をしていれば
ある程度の素質をレースで出す馬。

ナガラオリオンは、OPで掲示板を割と外さない。
これはなかなかできるものではない。
OPを続けられるということは、毎年の賞金をある程度稼がなければならないからだ。

2017年3月5日日曜日

【Horse racing/Jockey/Yutaka Take/keiba/競馬/武豊】武豊 method is not change "the simple method"

今日も競馬で見事4着以下の3連複を獲得!
才能はどこまでも開花する!!

笑えるほどにこのわたしの思いつきの馬券は
見事である!笑!昇天!


競馬はとても面白い。
なんでこんなに面白いのか。

一般的にデータ分析されたものだけで終わることなく、
多くの人為的な予測不可能な大きな可能性を持っているから。
馬券にあらわれる結果(真実)に嘘はない。

賭博があると騒がれる地方競馬でも、その恣意は別としての
イレギュラーは発生するのですからね。

… 今日はそんな話ではない!!




結局またも武豊に焦点、いや、論点として
生きること、つまりいきつくところまで落とし込みをしてみます。


【テトうま話】*個人的見解

武豊がすごいところは、
自分を客観していることで、2人称化して話ができること。

自分がどういった立ち位置にいるのか
常に頭の片隅にはあるのです。

しかし、本人が2017年2月号の優駿のロングインタヴューで語るように、
氏の考えはシンプルであると。

『レースに勝つためににどうすることがベストか?』

そのとおり と、納得しかない。

武豊が抱える
他者から負の要素として受けると考え得る
主要な事柄は以下、

・馬主との問題
・家族の問題ごと
・本人の女性関係

こんなことに注力するカロリー(頭と心、時間)は
最小限でそのときだけでいいのです。
一所懸命とはこのこと。

武豊が誰よりも競馬が好きだと自負して公言する全ての行いが、
彼自信やまわりが招いていた想定外さえも
結局のところ払拭してしまいました。

その事実に衝撃波さえわたしの身体に感じた以下の出来事

2015年だったかな、チューリップ賞への出走依頼。
金子真人HDの金子氏の所有馬、
人気、実力とも明白で明るい
ブチコへの騎乗依頼だった。

なんてことだろう。

競馬に関わる、わたしの思う馬人は、
本当に静かで
その道をただただまっすぐ
歩み進めています。

敵わない。くやしすぎるけれど敵わない。

「仕事が人生だ」「家族が大事だ」「社会貢献」「世界平和」…

さまざまに広がる倫理観や宗教観でも崇高される考え方があります。
でもそこにたどり着けない。
いまのところ世間で評価されるような立派な格言のようなものは持てません。


シンプルに
なにをやっていたとしても
ただ生きること、いきたいと思うように動くこと

これが全てだと思いました。

武豊のいる競馬の世界で学べること、
ロマンがもたらす根幹はひとつ
ロマンが導き出すアウトプットは膨大

競馬になにを見出したのか、
わたしは、他者のお話を聞きたいです。

次回は戸崎圭太騎手について綴ろうと思います。


Thanks